【雑感】入札制限の不思議
官公庁提案と入札の必要に迫られ、一般競争(指名競争)参加資格を取りました。
システム案件の場合は、大別して3つのフェーズに分かれる。
1.事前調査・基本設計、2.システム開発、3.システム保守
ここで最も重要なフェーズは、事前調査と基本設計であることは誰でもわかります。
課題や問題を解決するためのシナリオ作りですから、以降のフェーズは、そのシナリオを具現化し維持するフェーズと位置つけられます。
費用の観点からも見てみると、この順位は変わります。
1.システム開発、2.システム保守、3.事前調査・基本設計
時々、
1.システム保守、2.システム開発、3.事前調査・基本設計
入札制限とは、1を落札した業者は、2の応札権利を持てないという意味ですから、金額の少ない3には大手は殆ど参加しません。ビジネス上は仕方のない選択だ。
しかし、本来は一番重要なフェーズ3で多くの経験や知見を発揮して、課題や問題を解決しなくてはいけないはず。厄介な話だ。
“知見や知識を評価する仕組み”を作り上げない限り良いシステムは生まれないのではと思う。
コメント
コメントを投稿