営業リーダーに求められる6つの要件(3)


■その3: コミュニケーションスキル

3.1 プレゼンテーションと報告
3.2 ”Triangulation" 3つの視点
3.3 管理職としての会話
3.4 ビジネス会話
3.5 簡潔で説得力がある

コミュニケーションスキルは非常に大切なスキルです。このスキル向上で営業リーダーを取り巻くタッチポイント(すべての接点)の質を劇的に向上させます。

コミュニケーションツールやスキルを発揮する場所は、メール、電話、文書、会話、提案書、など各種ありますが、最近は、メールも証拠能力があるので細心の注意が必要で、的確に意図が相手に伝えられるかが肝要です。
特に、外資系の場合は、文化や考え方の違う人達とのコミュニケーションになりますから、こちらが不安に感じていれば同時に相手も同じ不安を覚えているものです。

・プレゼンテーションや報告は、正確であることは勿論ですが、意思疎通や説得を目的としているので、分り易さや良い意味での驚き(サプライズ)が必要です。アッと思わせる様なアイデアが入っていると印象も大きく変わります・・・正に、カラオケの要領です。(参照:カラオケ理論)

・”Triangulation”は、平易な日本語にはなっていませんが、三つの視点で問題を考える事を指します。
問題や論争には必ず”相手”がいます。自損事故であってもそこに電柱(相手)が無ければ事故にはなりません。ところが、よくやる空中戦は、当事者同士(1:1)の論争になっています。
また、議論もそうなんですが、相手の意見を尊重ではなく、相手の立場に立って考えることが重要です。
即ち、当事者以外の第三者を含め3つの視点から物事を考えたり意見を眺めてみることで、おのおのの視点が良く見えて来ます。

尤も、コミュニケーション拒否(聞きたくない、話をしない、無視、怒鳴る、など)をする輩もおりますが、これは論外です。エモーショナル・コンコントロールやエモーショナル・リーダーという言葉もありますが、自己制御による感情、思考、意欲による自己認識をきちっと出来ないのであればリーダの資格はありません。

リーダーとしての節度を持った簡潔で説得力のある会話をこころがけてください。





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